大切な実家を空き家にしないための手引き!第3章 3-1相続後の手続き
豆知識2023.09.27
大切な実家を空き家にしないための手引き!第3章 3-1相続後の手続き
はじめに
少子高齢化や人口の減少などを背景に空き家が増え続けています。 中でも空き家が増える理由の一つに、 実家の相続問題があります。
相続問題といっても内容は多岐に渡り、例えば、相続人同士の意見が合わなかったり、実家を処分することに対する罪悪感、
未登記による所有者の不明、そして相続不動産を売却したり人に貸したりすることができない認知症発症問題といったものが挙げられます。
これらを回避していくには、相続について正しい知識を持つ、どのような相続にしたいのかを考える、それを家族と相談する、
最後に遺言書などでその思いを遺すの4つの作業が必要になってきます。
これから自宅を相続させたり、 実家を相続したりする方が、トラブルなく幸せな相続が迎えられることとなれば幸いです。
~目次~
第1章 実家の「争族」対策
第2章 トラブルを深刻化させない認知症対策
第3章 相続した人がやるべきこと
3-1相続後の手続き
第4章 子どもに迷惑を掛けない実家の適正管理
第3章 相続した人がやるべきこと
相続は人生の中で何度も経験するものではありません。多くの方が不慣れな状況に置かれることとなります。しかしながら、相続発生後には、やらなければならないことも多いため、事前に「何を」「いつまでに」おこなう必要があるかを把握しておくことが重要です。
3-1相続後の手続き
相続が発生すると、さまざまな手続きをおこなう必要があり、手続きには期限のあるものも多いため注意が必要です。分からないところは専門家や専門団体に聞きながらスムーズに相続手続きを終えましょう。
□手続きの流れと項目
相続直後は葬儀を執りおこなったり、死亡届などの諸手続きをしたり、初七日や四十九日の法要をしたりなど多忙になり、手続きについてはあまり考える時間がないという方が多いのが現状です。
しかし、相続開始を知った日から3か月以内には遺言書の有無を確認し、相続財産を把握し、相続の方法を選択する必要があります。
●遺言書の有無を確認・・・遺言書の有無が分からない場合は探す必要があります。また、自筆証書遺言の場合は検認が必要です。
●相続人の確定・・・・・・戸籍などで相続人を確認、確定させる必要があります。
●相続財産の把握 ・・・・通帳や自宅以外の不動産の有無、ネット取引や郵便物を調べます。相続財産には借金 (マイナス財産)も含まれますので、よく確認しましょう。
●相続の方法を決定 ・・・相続には単純承認、 限定承認、相続放棄の3種類があり、相続開始を知った日から3か月以内にどの方法で相続するかを決める必要があります。(選択しない場合は単純承認したものとみなされます)
続きは後日アップします。少しでも参考になれば幸いです。
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