不動産の共有持分の放棄に関する8か条 ~第4条~
豆知識2023.01.08
今回は、事例に基づき共有持分の放棄について解説していきます。
共有持分問題は、離婚、相続など様々なところで関係してきます。不動産の共有状態を解消する方法の1つに、共有持分の放棄があります。放棄した持分は不動産の共有者が取得します。
今回の記事では、不動産共有持分の放棄について説明しています。共有持分の解消を検討しているなら参考にしてください。
〔もくじ〕
4.持分放棄による登記記録
※事例
婚姻中に購入した不動産(評価額1,000万円)があります。名義は妻:縁花子(持分5分の1)と、元夫:縁太郎(持分5分の4)の共有です。
購入後しばらくして離婚し、いまは居住していません。自己の共有持分5分の1を放棄できますか。
コチラの事例を参考に解説していきます。
4.持分放棄による登記記録
共有持分の放棄がされた不動産の登記簿の見本です。事例の縁花子さんが自己の共有持分を放棄し、
所有権が共有者の縁太郎さんに移転しています。
不動産登記簿の見本 |
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権利部(甲区)(所有権に関する事項) |
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順位番号 |
登記の目的 |
権利者その他の事項 |
1 |
所有権移転 |
原因 平成10年5月20日売買 |
2 |
縁花子持分全部移転 |
原因 令和3年7月1日持分放棄 |
①売買によって不動産が縁太郎と縁花子の共有になっています。
②縁 花子が持分放棄をしたため、持分が縁 太郎に移転しています。
続きは後日掲載いたしますm(__)m
少しでも参考になれば幸いです。
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