不動産の共有持分の放棄に関する8か条 ~第5条~
豆知識2023.01.12
今回は、事例に基づき共有持分の放棄について解説していきます。
共有持分問題は、離婚、相続など様々なところで関係してきます。不動産の共有状態を解消する方法の1つに、共有持分の放棄があります。放棄した持分は不動産の共有者が取得します。
今回の記事では、不動産共有持分の放棄について説明しています。共有持分の解消を検討しているなら参考にしてください。
〔もくじ〕
5.持分放棄と贈与の違いとは?
※事例
婚姻中に購入した不動産(評価額1,000万円)があります。名義は妻:縁花子(持分5分の1)と、元夫:縁太郎(持分5分の4)の共有です。
購入後しばらくして離婚し、いまは居住していません。自己の共有持分5分の1を放棄できますか。
コチラの事例を参考に解説していきます。
5.持分放棄と贈与の違いとは?
持分の放棄と似た効果を生じさせるものに、贈与による所有権移転があります。以下表にその相違点を挙げます。
持分贈与や持分売却との比較 |
|||
― |
持分放棄 |
持分贈与 |
持分売却 |
効力発生 |
単独の |
当事者間 |
当事者間 |
持分の |
共有者 |
受贈者 |
購入者 |
税金 |
贈与税 |
贈与税 |
無し |
登録免許税 |
2% |
2% |
2% |
贈与の場合は、契約によって誰にでも移転することができます。持分放棄の場合は単独行為といいながらも、
登記には相手の協力が必要なため、実務において贈与の場合と大きな差異はないといえます。
続きは後日掲載いたしますm(__)m
少しでも参考になれば幸いです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
春日部市・宮代町・杉戸町・松伏町の不動産売却や空き家のご相談、相続のご相談なら縁不動産へお任せください。
お客様の売却理由をしっかり伺い、ご満足いただける提案と売却サポートを行います。
代表取締役 金子雅樹
縁不動産Instagram:https://www.instagram.com/enishi_old_house
当社が選ばれる理由はこちら:https://www.enishi-estate-baikyaku.com/company/#company_ttl03