共有名義不動産の「持分」を売却する方法! 1.共有者間で売買する方法
豆知識2025.01.03
共有名義不動産の「持分」を売却する方法!
はじめに
共有名義不動産の持分を売却したり土地を分割したりするには、まずは共有者同士で売却や分割に向けた意見を一致させることが最も重要です。
共有名義の不動産では、1人だけで全体を売却したり、土地を変更したりすることはできません。もし共有状態を放置しておくと、
共有者が亡くなった際に相続が進み、相続人がさらに細分化して不動産が複雑になり、遺産分割協議や相続登記でトラブルが増える可能性もあります。
もし共有者間で売却や分割の合意が得られない場合、裁判所に頼んで調停や訴訟、不動産競売を行うこともできます。
しかし、これには親族間で感情的な対立が残るリスクがあります。また、競売の場合、不動産の落札価格が非常に安くなるため、売却した共有者が得られる金額も少なくなります。
つまり、競売で得をするのは、安く買うことができる落札者だけです。
そのため、共有名義の不動産を早めに売却したり、土地を分割したりするための協議を進めて、共有を解消することが後々のためにも重要です。
1.共有者間で売買する方法
自分の共有持分を他の共有者に売却することは自由に行えます。他の共有者の同意は必要なく、自己の持分を売却することに制限はありません。
■メリット
例えば、共有者の中で住んでいる人がいる場合、その人が自分の持分を買いたいと思ったとき、資金さえ準備できれば、スムーズに売買が進みやすいです。
■デメリット
ただし、親族間などで売買を行う場合、過去の関係や背景により、売買が円滑に進まないこともあります。特に、売買価格に関して合意を得るのが難しい場合もあるため、注意が必要です。
2.自己所有の共有持分のみ第3者に売却する方法
自分の共有持分を、共有者以外の第三者(個人や法人)に売却することも可能です。自己の持分を売ることは自由ですが、第三者が購入する場合、
元々の共有者の中に新たな共有者が加わることになるため、残された共有者には将来の不安や心配が残るかもしれません。
また、第三者が購入するのは、自由に使えない制約のある不動産であるため、売却価格は低くなることが一般的です。
第三者が共有持分を購入する目的は、利益を得るためです。具体的には、購入した後に他の共有者からも持分を買い取り、転売して利益を得たり、
他の共有者に持分を買い取らせることで利益を上げたりすることがあります。
■メリット
自己の持分を自由に売却できるため、他の共有者の同意を得る必要はありません。
■デメリット
共有持分には利用制限があるため、売却価格が安くなりがちです。
続きは後日アップします。少しでも為になれば幸いです。
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